木曜劇場「大奥」:全員悪人? ラストにあの人まで! “倫子”小芝風花と子を思う“家治”亀梨和也の優しさだけが救い(ネタバレあり)

木曜劇場「大奥」の第8話の一場面 (C)フジテレビ
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木曜劇場「大奥」の第8話の一場面 (C)フジテレビ

 俳優の小芝風花さん主演の木曜劇場「大奥」(フジテレビ系、木曜午後10時)の第8話が、3月7日に放送された。お品(西野七瀬さん)が側室になり、誰の子が世継ぎになるのか覇権争いが激しくなる中、ラストには意外な人まで悪人の顔をのぞかせ、視聴者から悲鳴が上がった。

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 ◇以下、ネタバレがあります

 「大奥」は、同局で2003年6月に連続ドラマ「大奥」を放送して以来、3本の連続ドラマ、6本の単発ドラマを放送。2006年12月には映画が公開され、2007年には舞台も上演された。連続ドラマとしては19年ぶりとなる今シリーズは、東映とタッグを組み、全編オール京都ロケを実施。江戸時代中期を舞台に、のちの第10代将軍・徳川家治(亀梨和也さん)と政略結婚させられた主人公・五十宮倫子(小芝風花さん)を巡る大奥の物語が展開する。

 第8話は、急に産気づいた倫子は子を出産するが、悲しいものとなってしまう。その頃、松平定信(宮舘涼太さん)は隠密を相手に将棋を指し、「最初にあらゆるものを奪ったのは、あの男だ」と胸の内を漏らす。その思いが定信を突き動かし、家治の血を根絶やしにして、自らが幕府の中枢に就くことへと向かっていた。

 そんな折、お品が懐妊。お品の子を将軍の世継ぎにしようとする田沼意次(安田顕さん)と高岳(田中道子さん)の意気は上がる。

 一方、松島の局(栗山千明さん)のもとで、竹千代を愛(め)でるお知保(森川葵さん)は、傷心の倫子を気にしていた。家治も倫子に会いに行くが、倫子は今は一人にしておいてほしいと、深い悲しみに暮れていた。

 そんな倫子に、定信から贈り物が届く。その贈り物には文が隠されており、倫子を元気づけようとする内容だったが、定信は新たな企てを仕掛けようとしていた……と展開した。

 子を無事出産することができず悲嘆に暮れていた倫子を見かけた家治は 千年生きるという松の苗木を倫子に見せ、「わしは生涯忘れぬ。そなたが長い間、体の中で大事に育て、わしらの元に生まれてきてくれた娘のことを……」「父として娘に恥じぬ世を作ると誓ったのだ」とその根元にある千代姫の墓に手を合わせた。

 その後、皆の前で家治は「わしには3人の子がいる」とお知保の子、竹千代、お品の子、貞次郎、そして千代姫の名を挙げ、世継ぎは「年長者の竹千代に任せる」と、竹千代が家基として世継ぎとなることを告げた。

 その決定を聞き、「どういうことか」と抗議しに来た田沼に対し、家治は「将軍はこのわしだ。わしが決める」と田沼の扇子をへし折る。その後、まだ幼い家基が外に駆け出すと、立ちはだかったのは門番の猿吉(本田力さん)だった。

 この展開に、SNSでは「家治さまのお優しさと人間力に涙。亀梨くんありがとう」「幸せになってー」「家治様優しい」「家治の倫子に対する深い優しさに泣いてしまった」「大奥めっちゃ泣けた。家治様ああああ」などの声が上がった。

 また、「えっ、猿吉ーーー?!」「定信に猿吉にまだまだいろいろありそう」「まさかの猿吉までもが」「えっ!? 定信の送ってる刺客って」「猿吉こわいよ?」といった声もあった。

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