NHK連続テレビ小説(朝ドラ)の“バトンタッチ”セレモニーが3月15日、東京・渋谷のNHK放送センター内で行われ、放送中の「ブギウギ」のヒロイン・趣里さんと、4月1日スタートの「虎に翼」の主演を務める伊藤沙莉さんが出席した。伊藤さんは「(『ブギウギ』にも出演していた)お父さん役の岡部たかしさんから、『趣里ちゃんがんばってるよ』ということをよく聞いていましたし、毎朝の放送を見て、本当にかっこいいなと思っていました」と明かし、「いま趣里さんから直接バトンをいただいて、最後まで走りきろうと、あらためて思いました。これからもがんばります」と意気込んだ。
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また伊藤さんは「キャストやスタッフの皆さんに支えられながら、とても楽しい日々を送っています。撮影現場は和気あいあいとした雰囲気に包まれており、幸せでぜいたくな時間を経験させていただいています」とこれまでの撮影を振り返った。
伊藤さんは、趣里さんに「『ブギウギ』と『虎に翼』をモチーフにした特製ケーキ」をプレゼント。「ブギウギ」の華やかなステージをケーキに見立て、トラ柄の衣装に身を包み、翼を携えたヒロイン・スズ子と、「虎に翼」のキャラクター「トラつばちゃん」をあしらっている。趣里さんは「『ブギウギ』と『虎に翼』が交わって一つになっていて、とてもうれしいです。もったいなくて、食べられないですね(笑い)」と喜びを語った。
「虎に翼」は、NHK連続テレビ小説の第110作。日本初の女性弁護士で、後に裁判官を務めた三淵嘉子さん(1914~84年)がモデルで、ヒロインの寅子が、迷える子供や、追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテインメント。
「ブギウギ」は、「東京ブギウギ」や「買物ブギー」などの名曲を歌った戦後の大スター・笠置シヅ子(1914~85年)が主人公のモデルとなる。激動の時代、ひたむきに歌と踊りに向き合い続けた歌手の波瀾(はらん)万丈の物語。原作はなく、登場人物名や団体名などは一部改称し、フィクションとして描く。
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