明日の虎に翼:第1週「女賢しくて牛売り損なう?」振り返り 法律と出会った寅子 “最後の敵”を倒し、無事進学

NHK連続テレビ小説「虎に翼」第1週の一場面 (C)NHK
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NHK連続テレビ小説「虎に翼」第1週の一場面 (C)NHK

 伊藤沙莉さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」(総合、月~土曜午前8時ほか)。4月6日は第1週「女賢しくて牛売り損なう?」(4月1~5日)を振り返る。

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 「虎に翼」は、日本初の女性弁護士で、後に裁判官を務めた三淵嘉子さん(1914~84年)の人生をモデルとしたオリジナルストーリー。ヒロインとその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追いつめられた女性たちを救っていく姿を描く、リーガルエンターテインメントだ。

 第1週では、昭和6(1931)年。女学校に通う猪爪寅子(伊藤さん)は、父・直言(岡部たかしさん)と母・はる(石田ゆり子さん)に次々とお見合いをさせられる。女学校を出たら結婚し、子を産み、家庭を守るべし。そんな考えに納得できない寅子は、猪爪家の下宿人・優三(仲野太賀さん)が通う大学で、法律に出会う。

 教授・穂高(小林薫さん)の言葉から、女性が法律を学ぶ場所があると知った寅子は、明律大学女子部法科へと出願するも、娘に普通の結婚を望むはるは、弁護士を目指すことに猛反対する。

 しかし、はると同じように、寅子の女子部進学を反対する顔見知りの裁判官・桂場(松山ケンイチさん)が、寅子に向かって、「君のように甘やかされて育ったお嬢さんは、土俵に上がるまでもなく、血を見るまでもなく、傷つき、泣いて逃げ出すのがオチだろう」と決めつける姿を見て、はるは憤慨。すかさず寅子に六法全書を買い与えると、寅子の覚悟を再度、確認する。

 はるは「ここに来て、あんな若造にあんなこと言われたら、こうならざるを得ないでしょう」と“言い訳”しつつ、「寅子、何度でもいう。今、お見合いした方がいい。その方が間違いなく幸せになれる。それでも本気で、地獄を見る覚悟はあるの?」と娘に問いかけると、寅子は「ある」と即答し、はるも「そう」と納得。“最後の敵”を倒した寅子は、無事“地獄への切符(きっぷ)”を手に入れた。

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