成田凌:「降り積もれ孤独な死よ」実写ドラマで主演 凄惨な事件を追う刑事役 吉川愛、小日向文世も出演(コメント全文)

連続ドラマ「降り積もれ孤独な死よ」のビジュアル (C)井龍一・伊藤翔太/講談社 (C)ytv
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連続ドラマ「降り積もれ孤独な死よ」のビジュアル (C)井龍一・伊藤翔太/講談社 (C)ytv

 俳優の成田凌さんが、7月7日から放送される連続ドラマ「降り積もれ孤独な死よ」(読売テレビ・日本テレビ系、日曜午後10時半)で主演を務めることが6月7日、明らかになった。併せて、吉川愛さん、小日向文世さんの出演も発表された。

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 ドラマは、累計発行部数100万部を突破した大ヒットマンガ「親愛なる僕へ殺意をこめて」を手がけた、井龍一さん作、伊藤翔太さん画の同名マンガ(講談社)が原作。

 通報を受けて駆け付けた富士山北警察署の刑事・冴木仁(成田さん)は、屋敷で子供たち13人の白骨死体と謎のマークを発見する。この通称「灰川邸事件」の被疑者は、屋敷の主で、顔の左半分に大きなあざがある消息不明の謎の男、灰川十三(小日向さん)。そんな灰川を父と慕う謎の女性、蓮水花音(吉川さん)が灰川の無罪を主張し警察を訪れ、冴木と共に事件の真相を追うことに。事件を捜査するうちに、冴木の生き別れた弟が容疑者の関係者として浮上する。

 そして物語は、灰川邸事件発生から7年後、2024年に東京で起きた一人の少女の失踪事件へとつながっていく。灰川邸事件の現場に残されていた謎のマークが再び姿を現し……と展開する。

 ◇成田凌さんのコメント

 やる気満々です。素晴らしすぎる原作で、プレッシャーは相当ありますが、原作とはまた違った面白さを感じていただけるよう、最高に楽しんでいただけるよう、スタッフ、キャスト全員で毎日を丁寧に、士気高く、頑張っています。スタッフやキャストの溢れるほどの熱で、暑い熱いあっつい夏になりそうです。

 日曜の夜が楽しみになりますように。本当に見てほしい!

 ◇吉川愛さんのコメント

 蓮水花音を演じます、吉川愛です。本作を実写化するにあたって原作を読ませていただきました。読む手が止まらず、一瞬で読み終わってしまいました。こんなにも大胆で、かつ繊細で、面白い作品に携わることができて、うれしさと緊張が高まっています。

 花音の纏(まと)う雰囲気、何を本当は考えているのか分からないようなミステリアスさ、そんな彼女を演じきることができるのか、少し不安です。でも、花音の強さや弱さを私なりに読み取って、精いっぱい演じたいと思います。

 ◇小日向文世さんのコメント

 台本を読んだ時点でとてもミステリアスな、ちょっと不気味な感じの印象がありました。灰川には「もしかしたら子供たちを集めて罪を犯すんじゃないか」という匂いもあり、どういう人物像なのかが非常に謎めいています。子供たちとのシーンや回想シーンが多く、なんとも言えない独特な感じなので、監督と灰川の表情や動きを確認しながら演じています。

 1話から一気に急展開していて、おもしろく、引き付ける力のある本だと思いました。できるだけたくさんの方に見ていただき、興味深く最後まで応援していただける作品になればと思います。

 ◇原作者・井龍一さんのコメント

 今回は実写ドラマ化に際し、原作が未完結という事もあり思う存分にオリジナルの展開にしてくださいとこちらの方からもお願いいたしました。制作陣の方にとってはチャレンジングなことだったと思いますが、企画から脚本までを拝見した限りとても原作にリスペクトを持って、より面白いものを作るぞという意気込み&熱量が感じられる内容になっていると思います。何より物語の根幹に関わるテーマはちゃんと引き継がれていますし、正直このネタ原作でも使えないかなぁという箇所もチラホラあります。

 主演の成田凌さんをはじめキャストも素晴らしい方々に集まっていただきました! ドラマ版「降り積もれ」楽しみしかありません。皆様にも、これを機会に原作マンガも手に取ってもらってドラマとの違いを見比べながら、2度、3度と楽しんでいただけたらと思います。

 ◇中山喬詞プロデューサー(読売テレビ)のコメント

 真夏の夜に降り積もる謎。胸が高鳴るのは僕だけでしょうか。手前味噌(みそ)ですが、今までにないドラマになると確信しております。原作の井龍先生、伊藤先生から預かった大切な大事な作品。「ドラマ楽しみにしていますね」これ以上のメッセージはありません。いつも背中を押していただく温かい言葉をいただき、ようやくここまで来ました。キャストとスタッフ一同、全力で挑んでいきます。

 13人の子どもたちの白骨死体が見つかるという凄惨(せいさん)な事件から始まる物語ですが、けっして暗いだけの話ではありません。ただのサスペンスでもありません。ただの考察モノでもありません。一言では表せない、そんなドラマです。

 主演の成田さん、相当の覚悟と想(おも)いです。陰に秘めたすさまじいエネルギーがあふれ出しています。吉川さん、ミステリアスで謎めいていて、最高に魅力的です。小日向さん、とにかく不気味で、形容の仕方が見つかりません。それほどの強固な力が結集したこのドラマに、皆さんに少しでも触れていただきたい。過去と現在が交錯しながら進んでいく謎に包まれた事件の真相、さまざまな十字架を背負った登場人物たちの秘めたる思い……荒々しくも丁寧に、最後の最後までみんなでつないでいきます。七夕の夜、7年の時を経て、さびたびた歯車が動き出すー。

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