虎に翼:世帯視聴率番組最高更新 第60回は18.1% 笹山との再会、はるさんの“10年計画”に寅子は涙

NHK連続テレビ小説「虎に翼」のロゴ (C)NHK
1 / 1
NHK連続テレビ小説「虎に翼」のロゴ (C)NHK

 伊藤沙莉さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第60回が、6月21日に放送され、平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)は世帯18.1%を記録し、番組最高を更新した。個人視聴率は10.0%だった。

ウナギノボリ

 第60回では、はる(石田ゆり子さん)と心ゆくまで語り合った寅子(伊藤さん)たち。道男(和田庵さん)の将来に対して自分に何ができるか悩む中で、寅子は笹山(田中要次さん)と再会を果たす。

 日米開戦を迎える頃、米もネタも入ってこなくなったことを理由に、店を畳んで田舎に帰ったはずの笹山。実は東京に戻ってきていて、「笹寿司」を再開させようとしていた。道男は笹山に誘われ、住み込みで店で働くことに。

 同回では、はる(石田ゆり子さん)が遺した手帳には、10年後まで猪爪家の貯蓄計画が記されていることが判明。花江の「お義母さんらしい」との言葉に、寅子も笑顔になるが、収入の蘭に二重丸で「寅子ならこのあたりまでいけるはず」との文字を見つけ、しんみりする。

 花江の「随分、期待されちゃって。自慢の娘ね」と言われると、寅子は「そんなことない。迷惑と心配ばっかりかけて」と言いつつも、はるとの思い出に胸がいっぱいになり「でも私のお母さんが、お母さんでよかった」と涙を流し……と展開した。

 「虎に翼」は、日本初の女性弁護士で、後に裁判官を務めた三淵嘉子さん(1914~84年)の人生をモデルとしたオリジナルストーリー。ヒロインの寅子とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追いつめられた女性たちを救っていく姿を描く、リーガルエンターテインメントだ。

テレビ 最新記事