あんぱん:嵩&健ちゃんが“宣撫班”でタッグ! 亡き父・清の手帳も紙芝居作りのヒントに 視聴者「心強い」「しっかりと伏線になってたとは」

連続テレビ小説「あんぱん」第56回の一場面(C)NHK
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連続テレビ小説「あんぱん」第56回の一場面(C)NHK

 今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第56回が6月16日に放送され、嵩(北村匠海さん)と健太郎(高橋文哉さん)が宣撫班で紙芝居作りをする展開に、視聴者の注目が集まった。

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 第56回では、嵩は、絵の才能を見込まれ宣撫班勤務を命じられる。宣撫班では、桃太郎を日本兵に見立てた紙芝居を披露中、村人たちが「日本兵は嘘つきだ」などと叫び、騒動に。粕谷(田中俊介さん)は「小倉連隊の兵が丸腰の連中にやられるとは何事か! 我々、宣撫班の任務は、武力によらず、占領地の民心を安定させることにある」と声を荒らげ、嵩は地元民から反感を買わず、老若男女が喜ぶ紙芝居を作ることを命じられた。

 地元民からの敵意を肌で感じた嵩は、健太郎に「どこが正義の戦争なんだ。これのどこが……正義の戦争なんだ」「俺たちが厳しい訓練をして、鉄砲を担いで、海を渡ってきたのは何のためだ?」と問いかけた。

 健太郎が「東洋平和のため。米英の侵略から、大陸の良民を守るため」と言うと、嵩は「散々そう叩き込まれたけど、こっちの人からしたら、いい迷惑なんじゃないか」と返答。健太郎は「確かに、歓迎はされとらんね」と共感し、「憎まれてもしょんのなかよ。俺ん分隊は、ここん来てから民家ば接収して回ったとよ。軍のために、住んどぉ人たちば追いだして……。しょんのなかったい。これが戦争やろうもん」と複雑な表情で語った。

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 数日後、班長の許可が下り、健太郎も宣撫班で働けることに。嵩は「歓迎されてない俺たちがどんな話を見せたところで……」と悩むが、岩男(濱尾ノリタカさん)と地元の少年・リン(渋谷そらじ君)との交流や、亡き父・清(二宮和也さん)の手帳に書かれた「東亜の存立と日支友好は双生の関係である」という言葉を見て、紙芝居のアイデアを思いつく。

 紙芝居には厳重な審査があるといい、審査に通らなかった場合、嵩と健太郎は元の分隊に戻され、戦闘任務となる。2人は明朝9時の審査に向けて、大急ぎで紙芝居の作成に取りかかった。

 SNSでは「2人で協力出来るって心強い」「嵩と健ちゃんコンビ、やっぱり癒やされる」「ここへ来て父の清さんの手帳が生きてくるのか。ただのお守りがわりの形見じゃなくて、しっかりと伏線になってたとは驚き」「命懸けの紙芝居作り……」「今までにない戦争の描き方で新鮮」といった声が上がっていた。

最新の人物相関図が公開! “復活”のヤムさん、見た目まったく変わらず? 新たに加わった名前は2人

連続テレビ小説「あんぱん」の最新の人物相関図(第16週~) (C)NHK
連続テレビ小説「あんぱん」の最新の人物相関図(第16週~) (C)NHK

 新たな人物相関図がドラマの公式サイトなどで公開された。7月14日に始まる第16週「面白がって生きえ」からの相関図で、同週の予告にも登場していた妻夫木聡さん演じる八木信之介、阿部サダヲさん演じる屋村草吉が“復活”している。

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「あんぱん」登場人物紹介

「あんぱん」とは

 「あんぱん」は、「アンパンマン」を生み出したマンガ家、絵本作家のやなせたかしさん(1919年~2013年)と、暢さん(1918年~1993年)夫婦がモデル。何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどりつくまでを描く、生きる喜びが全身から湧いてくるような「愛と勇気の物語」となる。

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