あんぱん:オープニング映像&主題歌流れず “異例”演出が話題「朝ドラ史に残る神回」「もはや15分の映画」

連続テレビ小説「あんぱん」第59回の一場面(C)NHK
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連続テレビ小説「あんぱん」第59回の一場面(C)NHK

 今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第59回が6月19日に放送され、オープニングのタイトルバック映像と主題歌「賜物」が流れない“異例”の演出に、視聴者の注目が集まった。

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 第59回では、銃撃された岩男(濱尾ノリタカさん)は、嵩(北村匠海さん)にリン(渋谷そらじ君)はよくやったと言って息絶える。八木(妻夫木聡さん)は、リンは親の仇を討ったのだと言い、嵩に岩男の仇を取りたいかと尋ねる。そして、やり場のない怒りを爆発させる八木。初めて見る八木の姿に、嵩は立ちすくむ。やがて食料難は限界に達し、嵩はとうとう地面に倒れ込む。意識が遠のく嵩の前に亡き父・清(二宮和也さん)が現れ……という展開だった。

 岩男の壮絶な最期、リンの仇討ちの背景、亡き父との対話など、山場だらけの15分となった同回。冒頭でモノクロの「連続テレビ小説『あんぱん』」のロゴが表示されると、そのままオープニングタイトルバック映像が流れることはなく、残り1分半となった終盤でキャスト・スタッフクレジットのみが表示された。

 オープニング映像がなく、主題歌を終盤に持ってくる演出は、中盤のクライマックスや最終回などで用いられることがあるが、オープニング映像と主題歌がない演出は、近年では、同じく戦争描写が話題になった2020年度前期「エール」の例があるものの、極めて異例となる。

 SNSでは、「オープニングなしの特殊回。見応えありまくりでした」「オープニングも使われない規格外のすごい回だった……」「もはや15分の映画」「朝ドラ史に残る神回だった」「作り手の熱量がすごい。オープニングなしも効いていた。役者さんの演技も素晴らしかった」といった声が上がっていた。

最新の人物相関図が公開! “復活”のヤムさん、見た目まったく変わらず? 新たに加わった名前は2人

連続テレビ小説「あんぱん」の最新の人物相関図(第16週~) (C)NHK
連続テレビ小説「あんぱん」の最新の人物相関図(第16週~) (C)NHK

 新たな人物相関図がドラマの公式サイトなどで公開された。7月14日に始まる第16週「面白がって生きえ」からの相関図で、同週の予告にも登場していた妻夫木聡さん演じる八木信之介、阿部サダヲさん演じる屋村草吉が“復活”している。

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「あんぱん」登場人物紹介

「あんぱん」とは

 「あんぱん」は、「アンパンマン」を生み出したマンガ家、絵本作家のやなせたかしさん(1919年~2013年)と、暢さん(1918年~1993年)夫婦がモデル。何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどりつくまでを描く、生きる喜びが全身から湧いてくるような「愛と勇気の物語」となる。

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