あんぱん:夢は「あの日に帰ること」 登美子が涙ながらに明かした切ない本音 視聴者の反応はさまざま(ネタバレあり)

NHK連続テレビ小説「あんぱん」第97回の一場面(C)NHK
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NHK連続テレビ小説「あんぱん」第97回の一場面(C)NHK

 今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第97回が8月12日に放送され、登美子(松嶋菜々子さん)が明かした切ない本音に、視聴者の注目が集まった。

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 第97回では、仕事のスケジュールで埋まった黒板を見て、声を弾ませるのぶ(今田さん)。しかし嵩(北村匠海さん)にそんな仕事はなく、ため息をつくばかり。一方、のぶは鉄子(戸田恵子さん)から「あなたは私の秘書にふさわしくない」とクビを宣告されてしまう。

 数日後、のぶは登美子の家を訪ね、失業したことを明かす。登美子が、なぜそんなに頑張って嵩を支えようとするのか問いかけると、のぶは亡き父・結太郎(加瀬亮さん)に「女子も遠慮せんと大志を抱け」と教えられたと話す。そして、嵩と一緒に探しているものがあり、一生かかっても嵩となら見つけることができると信じていると語った。

 のぶが「お義母さんの夢は何ですか?」と尋ねると、登美子は「私の夢……。あの日に帰ることね。嵩も千尋もまだ小さくて、清さん(二宮和也さん)もいて、みんな笑っていて、夢見るように暮らしていたわ。短い間だったけど、幸せだった。あの人がいなくなってから、胸に空洞ができて風が吹きぬけていくのよ」と吐露した。

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 のぶは、嵩が登美子について「僕に背を向けて去って行った日も、母さん、いつも泣いていた気がするんだ」と話していたことを明かす。すると登美子は「あの子は優しすぎるのよ。清さんに似て。つい、あの子に清さんを重ねてしまうの。清さんの代わりに嵩が私を幸せにしてくれるんじゃないかって。あんな日はもう2度と来ないのに。あの人はいないのにね」と涙ながらに語った。

 その後、登美子がたてたお茶を味わったのぶは、仕事をクビになったことを嵩にまだ伝えておらず、忙しい嵩に余計な心配をかけたくないと話す。すると登美子は「忙しい? それ本当かしら? つまらない見栄張って、のぶさんにうそついてるんじゃない? 嵩はそういう見栄っ張りなところだけ私に似ちゃったのね。大丈夫よ、きっと。早く嵩に話しちゃいなさい」と助言し、のぶは肩の力が抜けた。

 夢を語った登美子に対してSNSでは「あ、登美子の目に涙」「嵩も千尋も旦那いたあの頃に戻りたいか」「あの日に帰りたい。ユーミンですか」「そんなにニノパパを…」「千尋と嵩、置いて行ってよく言うよ」「登美子さんのアナザーストーリーの分岐点」「その胸の空洞を埋めるために再婚したけど、結局満たされることはなかったんだろうな」とさまざまな意見や感想が飛び交った。


最終週の人物相関図が公開! 予告にはいたけど“名前なし”? 新キャラは1人 登美子&千代子も“完走”

連続テレビ小説「あんぱん」の最新の人物相関図(最終週~) (C)NHK
連続テレビ小説「あんぱん」の最新の人物相関図(最終週~) (C)NHK

 今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の新たな人物相関図が、ドラマの公式サイトなどで公開された。

 9月22日に始まる最終週(第26週)「愛と勇気だけが友達さ」の相関図で、新キャラクターとして、TVプロデューサーの武山恵三(前原滉さん)の登場が予告された。

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「あんぱん」登場人物紹介

「あんぱん」とは

 「あんぱん」は、「アンパンマン」を生み出したマンガ家、絵本作家のやなせたかしさん(1919年~2013年)と、暢さん(1918年~1993年)夫婦がモデル。何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどりつくまでを描く、生きる喜びが全身から湧いてくるような「愛と勇気の物語」となる。

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