あんぱん:ついに明かされた壮絶過去 慟哭する八木、抱きしめる蘭子 視聴者も涙「圧巻の演技」「二人には幸せになってほしい」

連続テレビ小説「あんぱん」第127回の一場面(C)NHK
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連続テレビ小説「あんぱん」第127回の一場面(C)NHK

 今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第127回が9月23日に放送され、壮絶な過去を明かした八木(妻夫木聡さん)と蘭子(河合優実さん)のやり取りが、視聴者の間で話題になった。

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 戦争経験者を取材し、その言葉を後世に伝える活動をしている蘭子。八木はこれまで、蘭子の取材を受けることを拒んでいたが、蘭子やのぶ(今田さん)、嵩(北村匠海さん)が、30年前の戦争を自分のこととして考えていることを痛感し、「一度断った君の取材、受けるよ。そんな君に、俺もちゃんと向き合ってみたい」と蘭子に伝えた。

 蘭子は「お話をうかがう前に、八木さんは、金鵄勲章をもらったことがあると、ある人から聞きました」と切り出す。八木は「本当だよ。兵隊の勲章は、どれだけ敵を殺めたかで決まる」と答え、「1回目の従軍。中国との戦争が始まって2年目の夏だった」と言い、自身の経験を語り出した。

 八木の小隊は敵に包囲され、上官や仲間たちが次々と倒れていった。その場にうずくまり、震えていた八木は「俺たち、このままじゃ死んじまう、そんなの嫌だ」という戦友の泣き声を聞いた。その戦友も殺されたことで、八木は機銃を取って撃ちまくったという。

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 「やがて夜が訪れる。今度は敵が夜襲を仕掛けてきた。飛びかかってきた敵と組み打ちになり、俺は……銃剣で敵を刺した。面と面とを突き合わせて、そいつの鼓動が……だんだん間遠くなり、消えていくのがはっきりと聞こえた。その死体を土のう代わりにして、朝を待った。その時……死体のポケットから、財布が落ちた。そこには……写真が……。俺が刺し殺した敵兵の……妻と子の写真が……」

 慟哭(どうこく)する八木。蘭子は震える八木の手を握る。蘭子は涙を流し、泣きじゃくる八木をそっと抱きしめた。

 SNSでは「圧巻の演技」「涙が止まらない」「八木さんの重い十字架」「苦悩をずっと抱えて生きてきたのかと思うと本当に切ない」「一緒に泣いて抱きしめられるのは蘭子しかいないよ…」「心に秘めていた話を蘭子と共有できて、二人の距離感はグッと近付いたんじゃないかな」「二人には幸せになってほしい」といった声が上がっていた。

最終週の人物相関図が公開! 予告にはいたけど“名前なし”? 新キャラは1人 登美子&千代子も“完走”

連続テレビ小説「あんぱん」の最新の人物相関図(最終週~) (C)NHK
連続テレビ小説「あんぱん」の最新の人物相関図(最終週~) (C)NHK

 今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の新たな人物相関図が、ドラマの公式サイトなどで公開された。

 9月22日に始まる最終週(第26週)「愛と勇気だけが友達さ」の相関図で、新キャラクターとして、TVプロデューサーの武山恵三(前原滉さん)の登場が予告された。

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「あんぱん」登場人物紹介

「あんぱん」とは

 「あんぱん」は、「アンパンマン」を生み出したマンガ家、絵本作家のやなせたかしさん(1919年~2013年)と、暢さん(1918年~1993年)夫婦がモデル。何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどりつくまでを描く、生きる喜びが全身から湧いてくるような「愛と勇気の物語」となる。

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