高田純次:盟友・柄本明と“原点”新宿を思い出散歩 生誕70年で「じゅん散歩」特番放送

「じゅん散歩 純ちゃん生誕70年DX」に出演する高田純次さん(左)と柄本明さん=テレビ朝日提供
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「じゅん散歩 純ちゃん生誕70年DX」に出演する高田純次さん(左)と柄本明さん=テレビ朝日提供

 タレントの高田純次さんが自由気ままな街歩きをするバラエティー番組「じゅん散歩」のスペシャル番組「じゅん散歩 純ちゃん生誕70年DX~思い出の街歩きで見つけた爆笑人生一歩一会~」(テレビ朝日、関東ローカル)が18日に放送されることが11日、分かった。高田さんの70歳を記念した特番で、高田さんは自身の原点ともいえる街・新宿を“盟友”の柄本明さんとともに歩く。

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 高田さんと柄本さんは旧知の仲で、2人は高田さんが「自由劇場」の研究生だった1972年ごろに出会ったという。その後、家族を養うために演劇の道をあきらめた高田さんは宝石会社に就職するが、そんな時に偶然、新宿の居酒屋で「自由劇場」時代の仲間だった柄本さんと再会。高田さんはその出会いをきっかけに会社を辞め、77年、柄本さんが率いる「劇団東京乾電池」に入団し、再び俳優人生を歩み始めた。

 収録で待ち合わせ場所にやってきた柄本さんが「『じゅん散歩』、よく見てるよ。出世したなと思ってさ」と語りかけると、故地井武男さんや加山雄三さんの後を受けて同番組の“散歩人”を務めている高田さんは「大御所たちの後を継ぐからプレッシャーが強かったんだよ」といつになく殊勝な答え。それに対し柄本さんが「なんであなたの言うことは全部うそに聞こえるんだろうね(笑い)」と突っ込み、長年の絆を感じさせるやりとりを見せたという。

 その後、2人が再会した居酒屋を訪れた際には「ここは、私にとっては革命的な場所」と振り返る高田さんに、「本当は(安定した生活を捨てて演劇の世界に)戻ってくるなんて、やめた方がいいと心配していたんだよ」と柄本さんが当時の心境を初めて明かす一幕もあるという。

 収録を終えた高田さんは「えもっちゃん(柄本さん)は、違う世界に踏み出そうとする僕の背中を押してくれた人。あのとき、えもっちゃんたちに出会わなければ、今ごろはえもっちゃんに1000万円の宝石を売りつけていると思います(笑い)」とジョークを交えて感謝。一方柄本さんは70歳を迎えた高田さんに「まぁ、おめでとうって言っておこうかな。健康が一番だよね」とコメントしている。番組は18日午前10時から放送。

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