落語家でタレントのヨネスケさんが、TBS系の連続ドラマ「陸王」(日曜午後9時)に業績不振の小さな木工店の社長役で出演することが3日、分かった。ヨネスケさんは28年ぶりのTBSドラマで、同日に放送される第7話に登場する。「突撃!隣の晩ごはん」で知られるヨネスケさんは「いざ本番、リラックスムードが一転。ドラマの舞台に突撃! どうなったかは本編を見てのお楽しみ。わずかな出演シーンとなっておりますが、重要な役なので、ぜひ見てください」とアピールしている。
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ヨネスケさんが演じるのは、風間俊介さん扮(ふん)する銀行員・坂本太郎が勤務する埼玉中央銀行前橋支店の融資先で、業績不振の小さな木工店「奥羽木工」の社長。銀行に融資をしてもらっていたが、過剰な設備投資によって会社の損失はさらに大きいものになり、会社を続けていくか、畳むか、決断を迫られることになる。
ヨネスケさんは「落語と違ってドラマは難しいですね。落語は基本一人で自由にできるけどドラマは相手役がいますもんね」と苦労を明かしつつ、「共演させていただいた風間さんは、若いのにたたずまいが自然で良かった。風間さんの事務所のある先輩と仲が良いので空き時間にいろいろな話して盛り上がりました」と振り返っていた。
ドラマは、池井戸潤さんの小説を俳優の役所広司さん主演で実写化。埼玉県行田市にある資金繰りに苦しむ老舗の足袋業者「こはぜ屋」の4代目社長・宮沢紘一(役所さん)が、新規事業への参入を考え始め、足袋製造で培った技術を生かして“裸足感覚”を追求したランニングシューズを開発しようと奮闘する……というストーリー。
第7話は、ランニングシューズ「陸王」の生産が止まる危機に直面し、宮沢(役所さん)の息子・大地(山崎賢人さん)は「タチバナラッセル」に代わる理想的な「アッパー(甲革)素材」を手掛ける企業を懸命に探すも、難航する。「陸王」を評価するランナーの茂木(竹内涼真さん)の期待に応えるため奮闘を続ける「こはぜ屋」だったが、さらに大きなトラブルが発生。最大のピンチに立たされた宮沢は、そこで旧知の坂本(風間さん)から、驚きの提案を受ける……と展開する。
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