あんぱん:いずみたくの親族が大森元貴の演技に涙 制作統括明かすミュージカルシーンの裏側「通ずる部分を感じてくださった」

連続テレビ小説「あんぱん」でいせたくやを演じる大森元貴さん(C)NHK
1 / 1
連続テレビ小説「あんぱん」でいせたくやを演じる大森元貴さん(C)NHK

 今田美桜さんが主演を務める連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(NHK総合、月~土曜午前8時ほか)に、作曲家のいずみたくさんをモデルとしたいせたくや役で出演している「Mrs. GREEN APPLE(ミセス)」の大森元貴さん。8月14日に放送された第99回では、たくやが音楽を担当したミュージカルの稽古(けいこ)や本番の様子が描かれた。このミュージカルシーンの裏側について、制作統括の倉崎憲チーフプロデューサーが語った。

あなたにオススメ

 「あんぱん」は、「アンパンマン」を生み出したマンガ家、絵本作家のやなせたかしさん(1919年~2013年)と、暢さん(1918年~1993年)夫婦がモデル。何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどりつくまでを描く、生きる喜びが全身から湧いてくるような「愛と勇気の物語」となる。

 大森さん演じるいせたくやは、CM音楽や映画、テレビ、ラジオの劇音楽を多数作曲。そのかたわらミュージカル創作にも意欲を燃やし、生涯で1万5000曲以上を作曲。音楽を担当したミュージカル「見上げてごらん夜の星を」で柳井嵩(北村匠海さん)が舞台美術を担当することになり、嵩が作詞を担当した「手のひらを太陽に」の作曲を手がけることになっていく……というキャラクターだ。

 倉崎さんは「ミュージカルシーンの撮影の日に、いずみさんのご親族が見に来られていました。いせたくやを演じている大森さんのシーンを見ていただいたんですけど、それを見て涙を流されていましたね」と振り返る。

 「実際にいずみたくさんと近いところで一緒に生きてきたご親族の方々から『本当に大森さんで良かった』とおっしゃっていただいて、制作チームも安堵(あんど)したというか、すごく感動しました。大森さんといずみさんにシンパシーというか通ずる部分を感じてくださったみたいで本当に良かったなと思っています」

 また、このシーンを演じた大森さんは「自分がいせたくやという人間と向き合って表現する中で、それを一つ認めていただいたような感覚でした。いずみたく先生と圧倒的に近くにいらっしゃった方から、いせたくやのあり方を認めていただいたような気がして、もう感無量でしたね。すごくうれしかったです」としみじみ語っていた。

最終週の人物相関図が公開! 予告にはいたけど“名前なし”? 新キャラは1人 登美子&千代子も“完走”

連続テレビ小説「あんぱん」の最新の人物相関図(最終週~) (C)NHK
連続テレビ小説「あんぱん」の最新の人物相関図(最終週~) (C)NHK

 今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の新たな人物相関図が、ドラマの公式サイトなどで公開された。

 9月22日に始まる最終週(第26週)「愛と勇気だけが友達さ」の相関図で、新キャラクターとして、TVプロデューサーの武山恵三(前原滉さん)の登場が予告された。

- 広告 -

「あんぱん」登場人物紹介

「あんぱん」とは

 「あんぱん」は、「アンパンマン」を生み出したマンガ家、絵本作家のやなせたかしさん(1919年~2013年)と、暢さん(1918年~1993年)夫婦がモデル。何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどりつくまでを描く、生きる喜びが全身から湧いてくるような「愛と勇気の物語」となる。

テレビ 最新記事