あんぱん:まさかの人物が嵩&八木を訪問 いまだ残る戦争の傷痕 反響続々「つらい回」「連休明けから重すぎる」(ネタバレあり)

連続テレビ小説「あんぱん」第122回の一場面(C)NHK
1 / 1
連続テレビ小説「あんぱん」第122回の一場面(C)NHK

 今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第122回が9月16日に放送され、嵩(北村匠海さん)のもとを訪ねてきた人物に、視聴者が反応した。

あなたにオススメ

 ◇以下、ネタバレがあります

 第122回では、たくや(大森元貴さん)の提案を受けて、「怪傑アンパンマン」のミュージカル制作が動き出す。そんなある日、蘭子(河合優実さん)から電話で呼び出されたのぶ(今田さん)と嵩。急いで八木(妻夫木聡さん)の会社に駆けつけると、そこで待っていたのは、嵩と八木の戦友で、亡くなった田川岩男(濱尾ノリタカさん)の息子・和明(濱尾さん二役)だった。

 和明には息子がいるが、父親としてどう接していいのか分からないという。和明は「それは、父の記憶がないからではないのかと思っています。だから、少しでもいいから父親のことが知りたいんです」と話し、「父はなぜ死んだんですか?」と嵩と八木に問いかけた。

 二人は言葉に詰まった後、八木が「君のお父さんの命を奪ったのは……小さな少年だ」と話し始める。八木は「その子は、中国人のみなしごだった。田川兵長によくなついて、お父さんもその子を可愛がっていた」と話し、嵩も「岩男くんはその子にまだ会ったことのないあなたを重ねて、可愛がっていました」と説明した。

- 広告 -

 和明は「ちょっと待ってください。なぜなついていた子供が父の命を?」と尋ねる。嵩は制止するが、八木は「少年は、ゲリラの子だった。ゲリラ討伐で日本兵に両親を殺されたんだ」と告げる。和明は「その日本兵が……父さん」とショックを受けるが、八木は「お父さんは軍の命令に従ったまでだ。少年は父親の形見の銃で仇(かたき)を討ち、その直後に泣いていた。『岩男さんは僕の優しい先生でした』と」と伝えた。

 和明は、その少年が処刑されたのかと聞くが、八木は「いや、私が逃がした」と返し、嵩も「それが岩男の望みだったんだ。最後まで岩男はその子のことをかばい続けて、息を引き取った。戦争さえなかったら、二人は誰よりも、心を許し合えていたはずだ」と話した。

 和明は目を見開きながら「なぜですか? なぜ父は、その少年をかばい続けたんですか? なぜ父は、殺されなければならなかったんですか?」と問いつめる。嵩が「それが戦争なんだよ」と答えると、和明は複雑な表情を浮かべた後、つらそうに顔をしかめた。

 帰っていく和明を追いかけたのぶは、「これが、うちの人の気持ちです。良かったら、お子さんと読んでみてください」と言い、「あんぱんまん」の絵本を手渡す。和明は「ありがとうございます」と頭を下げ、のぶも「こちらこそ。受け取ってくれてありがとう」と感謝した。のぶは去って行く和明の背中を切ない表情で見つめ続けた。

 SNSでは和明の登場に対して「えっ?」「岩男!?」「岩男キターー!!って誰ーーー」「岩男のむすっこか」などと視聴者は反応、さらには「ああ、ここで岩男の件と向き合うことになるのか」「岩男の話はつらい」「八木さんが話した」「八木さん、つらいな」「連休明けにめちゃくちゃつらい回だな」「連休明けから重い、重すぎる」との感想も書き込まれた。

最終週の人物相関図が公開! 予告にはいたけど“名前なし”? 新キャラは1人 登美子&千代子も“完走”

連続テレビ小説「あんぱん」の最新の人物相関図(最終週~) (C)NHK
連続テレビ小説「あんぱん」の最新の人物相関図(最終週~) (C)NHK

 今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の新たな人物相関図が、ドラマの公式サイトなどで公開された。

 9月22日に始まる最終週(第26週)「愛と勇気だけが友達さ」の相関図で、新キャラクターとして、TVプロデューサーの武山恵三(前原滉さん)の登場が予告された。

- 広告 -

「あんぱん」登場人物紹介

「あんぱん」とは

 「あんぱん」は、「アンパンマン」を生み出したマンガ家、絵本作家のやなせたかしさん(1919年~2013年)と、暢さん(1918年~1993年)夫婦がモデル。何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどりつくまでを描く、生きる喜びが全身から湧いてくるような「愛と勇気の物語」となる。

テレビ 最新記事