再会~Silent Truth~
第1話 容疑者は初恋の人
1月13日(火)放送分
9月29日に放送が始まった、高石あかりさん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ばけばけ」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第1回で、テレビの前の視聴者を最も引き付けた場面はどこだったのだろうか? テレビの前の視聴者が画面にクギヅケになっていた程度を示す「注目度」(REVISIO社調べ、関東地区、速報値)の1分ごとの推移を調べたところ、最高値は午前8時4分の70.3%だった。
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「ばけばけ」は113作目の朝ドラ。ヒロインの松野トキと、その夫となるレフカダ・ヘブンのモデルは、松江の没落士族の娘、小泉セツと、「怪談」などの著作で知られるラフカディオ・ハーン(小泉八雲)だ。ドラマの中では大胆に再構成し、登場人物名や団体名などは一部改称してフィクションとして描くという。
新作「ばけばけ」の記念すべき第1回。出演者やスタッフは、作品が視聴者にどのように受け入れられるのか、緊張して見守っているとよく聞くが、実は視聴者も「今度の朝ドラは自分にマッチするのだろうか?」と初回を、確かめ確かめ見ている。
テレビ画面の前にいる人のうち、画面を実際に注視している人の割合を調べた「注目度」はこの日、やや不思議なグラフを描いた。序盤が高くて、中盤から後半にかけて次第に下がっていく。この日の最高値は午前8時4分の70.3%。ちょうど、男女デュオ、ハンバートハンバートが歌う「笑ったり転んだり」が流れ始めたオープニング映像の時間帯に当たる。普段は、注目度が一番下がることが多いオープニング映像の時間が最高値というのは、初回とはいえ珍しい。
第1回は冒頭、後年のトキ(高石さん)が夫のレフカダ・ヘブン(トミー・バストウさん)の前で怪談「耳なし芳一」を朗読する場面で始まった。トキが語る怪談話を気に入ったヘブンのため、トキは「もう一つの話」として「私、トキの話」を語り始める。そこでオープニングに突入。その後はトキの幼少期の話へと移る。
オープニングは、前作「あんぱん」ではヒロインの今田美桜さんがCGの街並みを駆け抜ける“映像”だったように、半年間、流れ続けるものだけにかなり凝った映像になることが多い。今回の「ばけばけ」は逆に、ポスタービジュアルも担当した写真家の川島小鳥さんが撮影したトキとヘブンのカットが、音楽に合わせて切り替わっていく、非常にシンプルなものにした。
松江にある小泉八雲ゆかりの場所をバックに撮られた写真は、トキとヘブンの表情の変化が楽しいし、2人の仲睦まじい感じがしみじみ伝わってくる。ドラマの世界観に合わせ、作られたハンバートハンバートの「笑ったり転んだり」とも非常にマッチしていた。ドラマの内容を音楽とオープニングの映像でさらに膨らませてくれる感じがして、今作にはベストな選択だった気がした。
さらにオープニングの前後で、注目度アップを加速させるようなシーンがあったのも大きい。
冒頭のトキがヘブンに怪談を語って聞かせる場面。ヘブンがトキに質問を始める午前8時2分で、開始直後の午前8時0分には67.4%だった注目度が61.9%まで急落する。片言のヘブンの日本語が聞き取りづらかったのかもしれない。だが、続く午前8時3分には、一気に68.4%まで反転した。ヘブンがトキのおでこにキスをするシーンだ。
お笑いコンビ「阿佐ヶ谷姉妹」が声を担当する蛇(渡辺江里子さん)と蛙(木村美穂さん)がここでいい味を出す。キスしそうな雰囲気を漂わす2人を庭から見ていた蛇と蛙が「あら、やだ、ちょっと朝よ」「(シーンは)夜だけど、(放送は)朝なのよ」と茶々を入れ、口ではなくおでこにキスした瞬間、「もう仲良しなんだから」と声を合わせる。この勢いがオープニングの最高値に貢献した部分は少なくないだろう。
オープニング後は、一家そろって呪いの儀式「丑の刻参り」をする場面。いきなりぶっ飛んだシーンでドラマは再開する。
明治8(1875)年、武士の時代が終わり、近代化へ移行する中、かつて松江藩の上級武士だった誇りにこだわるトキの父・司之介(岡部たかしさん)は、木に藁(わら)人形を打ち付ける。「この理不尽極まりない苦難の時代を乗り越えようと、一家そろって世を恨み、丑の刻参りをする。最高の夜じゃな」と1人満足げだが、妻フミ(池脇千鶴さん)や幼いトキ(福地美晴さん)は迷惑この上ない。このあたりまでが午前8時5分台で、69.0%と引き続き高い注目度を保っていた。
午前8時4分が注目度の最高値で、その前後が高かったことから、やや心配しながら初回を見始めた視聴者も、オープニングと前後の場面で一気にドラマの世界観に引き込まれたということなのかもしれない。
活用したデータは、関東の2000世帯、関西の600世帯で番組やCMの視聴状況を調査しているREVISIO社が公表している独自指標の「注目度」。人体認識センサーを搭載した専用機器でテレビ画面に視線を向けているかを常に計測し、テレビの前にいる人のうち、番組を注視していた人の割合を算出している。(文・佐々本浩材/MANTAN)
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