女優の松雪泰子さんが5日、東京都内で行われたスカパー!と時代劇専門チャンネルのオリジナル時代劇ドラマ「小さな橋で」の完成披露試写会に登場。同ドラマで、母・おまきを演じた松雪さんは、「とにかく監督について行く、という気持ち。監督は、割と感情の振り幅を大きく出して、しっかりと表現してくださいという演出だった」と明かし、「時代劇を意識することよりも、ちゃんと生きる、ということをしたいと思った」と振り返った。
あなたにオススメ
高橋ひかる「国民的美少女」グランプリから10年 幅広い活躍の足跡
「小さな橋で」は、藤沢周平さんの没後20年、生誕90年を記念して制作された「藤沢周平 新ドラマシリーズ」の第2弾。藤沢さんの短編集「橋ものがたり」から、「小さな橋で」「吹く風は秋」「小ぬか雨」の3編が映像化される。5日は「小さな橋で」の完成披露で、共演の江口洋介さん、藤野涼子さん、子役の田中奏生さん、杉田成道監督も登場した。
松雪さんとつかみ合いのけんかをするシーンがあったという藤野さんは「母親に当たるということが全くなくて、難しいなと思ったんですが、(松雪さんが)リハーサルで何度も全力でやってくれたので、本番ではさらに気持ちを高められた」と感謝した。松雪さんも「あの瞬間は、母と娘というより女同士なんだと監督がおっしゃっていた。何かが外れてコントロールできなくなって、感情でぶつかり合う演技をしたかった」とうなずいた。
約300人の中からオーディションで松雪さんの息子役を勝ち取った田中さんは「初めてばっかりで撮影のときは緊張してたんですけれど、やってるうちに慣れました」と笑顔で語った。現場ではげたが割れるほど走ったといい「自分ではよく頑張れたなと思った」と振り返ると、松雪さんも「頑張ったね」とにっこり。何度も繰り返したリハーサルも「本当に演劇のお稽古(けいこ)みたいな感じ。楽しかったよね」と母親の顔で田中さんをねぎらった。
「小さな橋で」は、18日午後6時に、BSスカパー!で先行放送。「吹く風は秋」は10月21日、「小ぬか雨」は10月22日、それぞれ午後6時に放送される。イベントでは、同3作が順次劇場公開されることも発表された。杉田監督は「ありがたいこと」と喜び、「大きい画面で見ると、細かい表情が手に取るように分かる。できればお友達も誘って見ていただけるとうれしい」と呼びかけていた。
三谷幸喜さんが脚本・監督を務めた映画「記憶にございません!」(2019年公開)が、9月14日のフジテレビ系「土曜プレミアム」枠(土曜午後9時)で放送される。三谷さんが脚本・監督を…
俳優の長澤まさみさんが9月13日、東京都内で行われた、主演映画「スオミの話をしよう」(三谷幸喜監督)の初日舞台あいさつに登場した。久々の共演となった俳優の戸塚純貴さんから「最初に…
1970年代を中心に人気を集めたロボットアニメ「超電磁マシーン ボルテスV」をフィリピンで実写化した映画「ボルテスV レガシー」の日本語吹き替え版のキャストが発表され、声優の小林…
俳優の吉岡里帆さんが9月11日、東京都内で開催された映画「トランスフォーマー/ONE」(9月20日公開)のイベントに登場した。吉岡さんは日本語吹き替え版で、女性指揮官のエリータ-…
俳優の綾野剛さんが、米倉涼子さん主演の医療ドラマのエピソードゼロを描く「劇場版ドクターX」(田村直己監督、12月6日公開)に出演することが7月30日、明らかになった。米倉さん演じ…