海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
俳優の吉沢亮さん主演のNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」(総合、日曜午後8時ほか)第40回「栄一、海を越えて」が、12月19日に15分拡大版として放送され、平均視聴率(世帯)は12.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。同回では、徳川慶喜(草なぎ剛さん)の最期が描かれた。ドラマは次週12月26日に最終回を迎える。
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第40回では、アメリカでは日増しに排日の機運が高まっていた。実業の第一線を退いた栄一(吉沢さん)は、日米関係を改善しようと妻・兼子(大島優子さん)と渡米。特別列車で全米60の都市を巡り、民間外交に奔走する。しかし、その道中、長年の友、伊藤博文(山崎育三郎さん)暗殺の知らせが飛び込む。
一方、渋沢家では、篤二(泉澤祐希さん)が再び問題を起こし、責任を感じた栄一は苦渋の決断を下す。そんな中、慶喜の伝記の編纂(へんさん)は大詰めを迎えていた。栄一は慶喜から意外な言葉を聞かされる。
「いつ死ぬべきか、自分に問うてきた」という慶喜は、「生きていてよかった。話をすることができてよかった。楽しかったなぁ」と栄一に穏やかな口調で語りかける。家康よりも長く生きたことを「困った」と表現しつつ、栄一の「よく生きてくださいました」との言葉に「そなたもな」と応え、「尽未来際、共にいてくれて、感謝しておる」と思いを伝える。
そして慶喜は「快なり、快なり、快なり、快なりじゃ!」と声を張り上げると、「フフフ」と満足そうな笑顔。続けて「徳川慶喜は77歳の天寿を全うしました」と語りが入り……と展開した。
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