家庭教師のトラコ:中村蒼が橋本愛の秘書に 東大卒の幼なじみ

連続ドラマ「家庭教師のトラコ」で福田福多を演じる中村蒼さん=日本テレビ提供
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連続ドラマ「家庭教師のトラコ」で福田福多を演じる中村蒼さん=日本テレビ提供

 女優の橋本愛さん主演の連続ドラマ「家庭教師のトラコ」(日本テレビ系、水曜午後10時)が7月20日に始まる。「家政婦のミタ」「35歳の少女」などの話題作を生み出した脚本家の遊川和彦さんとプロデューサーの大平太さんが再びタッグを組んだヒューマンドラマ。それぞれ問題を抱えた三つの家庭を、謎の家庭教師・根津寅子(橋本さん、通称トラコ)が救う物語だ。

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 ここでは、中村蒼さんが演じる福田福多を紹介する。

 ◇トラコの身の回りの世話、仕事のサポートも

 福多はトラコの秘書。トラコとは養護施設で育った幼なじみだ。銀縁メガネにスーツ姿の「できる家庭教師」のいでたちで、最初は必ず生徒の親に誤解される。

 ふらっと自分のマンションへ帰ってくるトラコのため、洗濯や食事といった身の回りの世話から仕事のサポートまでこなす。トラコは本を読んでばかりでちゃんと返事をせず、福多が一方的に話し掛けている。

 トラコに好意を抱いているのかどうか、自分でも分かっていない。

 ◇初回ストーリー

 新聞記者の中村真希(美村里江さん)は、一人娘・知恵(加藤柚凪ちゃん)の将来を案じ、何とかして有名私立小に合格させようと躍起。おもちゃメーカーに勤める夫朔太郎(細田善彦さん)の非協力的な態度にイライラを募らせていると、「どんな志望校も合格率100%! しかも授業料はそちらが決める!」とのメールが届く。

 送信元は伝説の家庭教師・トラコ。高卒のトラコは、コスプレが趣味で無愛想。保護者とのやり取りは東大出身の秘書・福多(中村さん)に全て任せ切りだが、どんな生徒も必ず第1志望に合格させる。

 トラコに教えてもらうには「教育方針には口を出さない」「授業中は部屋をのぞかない」「授業日はお宅に泊めていただきます」という3条件がある。真希はいぶかしがりながらも契約する。

 同じ頃、息子を東大に合格させたい上原里美(鈴木保奈美さん)、中学受験を控えた息子を女手一つで育てる定食店店主・下山智代(板谷由夏さん)もトラコと契約していたのだった。

 迎えた授業初日、トラコは映画「メリー・ポピンズ」の主人公ような姿で真希宅へ。真希から授業料1万円を受け取り、知恵と2人切りになったトラコは「あなたは何を知りたいの?」と尋ねる。「何で知恵はお受験しなきゃいけないの?」と答える知恵に、トラコは「知恵ちゃんにとって幸せとは何かを考えてみましょう。この1万円を使って」と、授業料の1万円札を知恵に渡す。2人が何をしているのか気になる真希に、知恵は「口出しはしない!」とトラコのまねではぐらかす。

 その夜、中村家に泊まったトラコは、食費の無駄を真希に厳しく指摘して……。

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