エルピス:“拓朗”眞栄田郷敦の過去に“闇” 意味深モノローグに「何があった」の声続々

連続ドラマ「エルピス-希望、あるいは災い-」第1話の一場面=カンテレ提供
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連続ドラマ「エルピス-希望、あるいは災い-」第1話の一場面=カンテレ提供

 女優の長澤まさみさん主演の連続ドラマ「エルピス-希望、あるいは災い-」(カンテレ・フジテレビ系、月曜午後10時)の第1話が10月24日に15分拡大で放送された。深夜の情報番組「フライデーボンボン」の若手ディレクター・岸本拓朗(眞栄田郷敦さん)が涙を流すシーンと共に、拓朗のモノローグで過去に“闇”があることが明らかになり、視聴者からは「何があったの?」「伏線が気になる」との声が続々と上がった。

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 ◇以下、ネタバレがあります

 実在の複数事件に着想を得た渡辺あやさん脚本の社会派エンターテインメント。スキャンダルでエースアナウンサーから転落した浅川恵那(長澤さん)とその仲間たちが、連続殺人事件の冤罪(えんざい)疑惑を追う。

 第1話では、拓朗が、フライデーボンボンのヘアメーク担当・大山さくら(通称チェリー、三浦透子さん)に相談を持ちかけられる。その内容は、ある連続殺人事件の死刑囚が冤罪かもしれない、というものだった。

 拓朗は、禁止されているにもかかわらず、番組出演者の一人を口説いていたが、その証拠をチェリーに握られたため、半ば脅される形で相談を引き受け、真相究明に乗り出す。恵那と協力しながら番組内での調査報道を企画するものの、失敗に終わった拓朗は、その経緯をチェリーに報告。すると、チェリーは、やけど痕が残る左手のひらを拓朗に見せ「母親の内縁の夫に虐待されてたんですよ」と告白する。

 当時中学生のチェリーは家出した際、後に死刑囚となる松本良夫(片岡正二郎さん)と出会い、松本の家に転がり込む。松本がチェリーに手出しするようなことはなかったが、同居していることを警察に知られ、そのことで松本はある日、女子中学生殺害事件への関与が疑われて警察に連行された。

 チェリーが「あの時、私さえいなければ、おじさんは刑務所に入ることもなかったのに」と後悔を語ると、拓朗は涙を流す。しかし、拓朗はモノローグで「僕が泣いていたのは松本さんのためではなかった。僕は、過去に見たもう一つの手のひらのことを思い出したんだ。完璧な僕の、完璧な人生のその全てが偽物だと僕に告げるその手のひら。僕は善人じゃない」と語った。

 この意味深なモノローグに、SNSでは「拓朗は何を背負ってるの?」「拓朗が抱えている過去の話、すごく気になる」「拓朗の闇。何があったんだろう」といったコメントが並んだ。

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