あんぱん:「腹がいっぱいになればそれでいいのか?」八木の問いかけが話題 「なんて素晴らしい人なんだ」「子供たちの教育を模索しているのかな?」

連続テレビ小説「あんぱん」で妻夫木聡さん演じる八木信之介(C)NHK
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連続テレビ小説「あんぱん」で妻夫木聡さん演じる八木信之介(C)NHK

 今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第77回が7月15日に放送され、嵩(北村匠海さん)のかつての戦友・八木(妻夫木聡さん)の言葉が、視聴者の間で話題になった。

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 第76回(7月14日放送)では、「月刊くじら」の特集取材で東京に出張中ののぶ(今田さん)は、嵩とともに代議士・薪鉄子(戸田恵子さん)を取材した後、男の子にカメラをひったくられてしまう。のぶが慌てて追いかけると、カメラを盗んだ男の子を八木が捕まえていた。八木はのぶに「悪い大人が浮浪児たちにひったくりをさせているんだ。許してやってくれ」と伝え、男の子には「人のものを盗んだらダメだ」と言い聞かせた。

 その後、八木は集まってきた子供たちにコッペパンを配り、ロシアの文豪、マクシム・ゴーリキーの「どん底」を読み聞かせた。嵩はのぶに、「あの人には軍隊ですごくお世話になったんだ」と説明した。

 第77回では、のぶが「私らあ高知新報の記者で、東京に雑誌の取材で来たがです。よろしかったら、お話聞かせていただけませんろうか」と取材を申し込むと、八木は「ブンヤは女代議士でも取材してろ。その方が雑誌売れるぞ」と取り合わない。嵩が「薪鉄子先生(戸田恵子さん)については、どう思いますか?」と尋ねると、八木は「俺は政治家には興味ない」と返答した。

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 のぶが「おなかをすかせた子供らあに、コッペパンを配っていましたよね? 薪先生も飢餓対策に真剣に取り組んでいらっしゃいます」と話すと、八木は「腹がいっぱいになれば、それでいいのか?」と逆質問。「あんたたちと議論する気はない。すまんな」と言い放った。

 その後、のぶと嵩が周囲の人々を取材すると、八木が闇酒で稼いだ金で子供たちに食料を配り、読み書きを教え、身寄りのない子供たちの引き取り先を見つけていたことが判明した。

 SNSでは「なんて素晴らしい人なんだ……」「おなかを満たし命を繋ぐだけではなくて、教養や知恵、知性、生きていく力を身につけてあげたいんでしょうね」「子供たちの教育を模索しているのかな?」「八木パンマン。見返りを求めない奇特な優しさが心を打つ(涙)」といった声が上がっていた。

最終週の人物相関図が公開! 予告にはいたけど“名前なし”? 新キャラは1人 登美子&千代子も“完走”

連続テレビ小説「あんぱん」の最新の人物相関図(最終週~) (C)NHK
連続テレビ小説「あんぱん」の最新の人物相関図(最終週~) (C)NHK

 今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の新たな人物相関図が、ドラマの公式サイトなどで公開された。

 9月22日に始まる最終週(第26週)「愛と勇気だけが友達さ」の相関図で、新キャラクターとして、TVプロデューサーの武山恵三(前原滉さん)の登場が予告された。

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「あんぱん」登場人物紹介

「あんぱん」とは

 「あんぱん」は、「アンパンマン」を生み出したマンガ家、絵本作家のやなせたかしさん(1919年~2013年)と、暢さん(1918年~1993年)夫婦がモデル。何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどりつくまでを描く、生きる喜びが全身から湧いてくるような「愛と勇気の物語」となる。

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