あんぱん:「何のために戦地で生き延びたのか…」八木の悲しい過去が明らかに 蘭子と共鳴? 視聴者から反響続々

連続テレビ小説「あんぱん」第102回の一場面(C)NHK
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連続テレビ小説「あんぱん」第102回の一場面(C)NHK

 今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第102回が8月19日に放送され、八木(妻夫木聡さん)が自身の過去を蘭子(河合優実さん)に話す場面があり、視聴者の間で話題になった。

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 第102回では、ビーチサンダルの宣伝文を書き直し、八木のもとを訪れた蘭子。原稿に目を通した八木は「よし、これで行こう」とゴーサインを出し、蘭子はうれしそうな表情を浮かべる。すると粕谷(田中俊介さん)が「ここは強調して『絶対』と入れたらどうだろう?」と提案。しかし蘭子は「私、絶対って言葉は使いたくないです。その言葉、ダメなんです」と返し、その様子を見た八木は「このままで行こう」と蘭子の意見を尊重した。

 蘭子が「今月号に私の記事が載っていますから、良かったら」と雑誌を差し出すと、八木は「もう読んだよ。君の記事にはいつも目を通している」と返答。八木は蘭子の映画評について、始めの頃は良かったが、最近はけなしてばかりいると指摘。「そんな見方をして、一番不幸になるのは映画を愛している君だ」と述べた。鋭い指摘をされた蘭子は「八木さんはどうなんですか? いつもニヒルなことおっしゃって、誰にも心を開かない。家族も持たない。そんな方に愛とか言われたくありません」と返し、部屋を出ていった。

 その後、柳井家を訪れた蘭子は、のぶ(今田さん)と嵩(北村匠海さん)に「八木さんって、何でああなんですか? 人が気にしていることをグサッとえぐるように言いますよね」と愚痴をこぼす。のぶが、八木は思いやりのある情の深い人だと話すと、蘭子は「ずっと独身なんですか?」と質問。のぶが「家族はおられたみたいよ」、嵩が「あんまり詳しく聞いたことはないんだけど、大変な思いされたみたいだ」と答えると、蘭子は自分の発言を反省し、「うち、どうしよう……」とつぶやいた。

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 後日、八木のもとを訪れた蘭子は「八木さんのこと、何も知らないのに分かったようなこと言って、すみませんでした」と謝罪し、「ご家族は、戦争で……?」と問いかける。八木は「出征する時に、妻と子には、絶対に生きて帰ると約束した。やっとの思いで復員してきたら、2人は福岡の空襲で死んでた。何のために戦地で生き延びたのか……分からなかったよ」と自身の過去を打ち明け、「だが、東京へ来て、アキラ(齊藤友暁さん)のような孤児たちに出会って、こんな俺でも、もう一度彼らのために生きてみようと思えたんだ」とも語った。

 八木の話を聞いた蘭子は、「私にも、絶対に生きて帰ると言ってくれた人が、いました」と切り出す。八木が「その人は?」と尋ねると、蘭子は首を横に振り、「だから、私、絶対っていう言葉使えないんです」と明かした。

 八木と蘭子のやりとりについて、SNSでは「八木さん、やっぱり家族を空襲で…」「蘭子も豪を亡くしてるからな」「お互い大事な人を亡くしている」「だから絶対と言う言葉は使えない」「似たもの同士、で来たか」「いいシーンだった」「どーなるんだ、八木と蘭子は?」といった感想が寄せられた。

最終週の人物相関図が公開! 予告にはいたけど“名前なし”? 新キャラは1人 登美子&千代子も“完走”

連続テレビ小説「あんぱん」の最新の人物相関図(最終週~) (C)NHK
連続テレビ小説「あんぱん」の最新の人物相関図(最終週~) (C)NHK

 今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の新たな人物相関図が、ドラマの公式サイトなどで公開された。

 9月22日に始まる最終週(第26週)「愛と勇気だけが友達さ」の相関図で、新キャラクターとして、TVプロデューサーの武山恵三(前原滉さん)の登場が予告された。

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「あんぱん」登場人物紹介

「あんぱん」とは

 「あんぱん」は、「アンパンマン」を生み出したマンガ家、絵本作家のやなせたかしさん(1919年~2013年)と、暢さん(1918年~1993年)夫婦がモデル。何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどりつくまでを描く、生きる喜びが全身から湧いてくるような「愛と勇気の物語」となる。

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