今週の陸王:新シューズのカギ握る新素材 特許保持者との交渉は…

ドラマ「陸王」第2話のワンシーン (C)TBS
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ドラマ「陸王」第2話のワンシーン (C)TBS

 俳優の役所広司さん主演で、人気作家・池井戸潤さん原作の連続ドラマ「陸王」(TBS系、日曜午後9時)の第2話が29日、放送される。老舗の足袋業者が手掛ける新シューズ「陸王」の開発が困難を極める中、社長の宮沢紘一(役所さん)は、まゆを使った特殊素材の活用を思い付くが、特許権保持者の会社は倒産していた。

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 第2話は、銀行の助言を振り切って「陸王」開発続行の覚悟を決めた紘一だが、困難を極めた。懸案は靴底部分で、試作の生ゴムのソールでは耐久力が無かった。紘一は銀行員の坂本(風間俊介さん)から紹介された特殊素材「シルクレイ」の活用を思い付く。ランニングインストラクターの有村(光石研さん)からも「ソールの素材として期待できる」と言われ、希望の灯がともる。しかし「シルクレイ」の特許保持者の飯山(寺尾聰さん)は、2年前に会社を倒産させていた。坂本の助けもあり、紘一は消息不明だった飯山と会う。

 「陸王」は、池井戸さんの同名小説(集英社)が原作。資金繰りに苦しむ老舗の足袋業者「こはぜ屋」の4代目社長・紘一(役所さん)が新規事業へ参入し、足袋製造の技術を生かしたランニングシューズを開発して世界的なスポーツブランドと争う……という物語。

 2時間スペシャルだった第1話は、資金繰りに苦しむ「こはぜ屋」の4代目社長・紘一は、銀行員の坂本から、足袋のノウハウを生かした新規事業を勧められ、ランニングシューズの開発を思い付く。新シューズの開発を進めて銀行に追加融資を求めたところ、人員整理を条件にされてしまう……という展開だった。

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