あんぱん:リンの“仇討ち”の背景が明らかに 感情を爆発させる“八木”妻夫木聡の演技に反響続々「息ができないほど泣いた」「見入って動けなかった」

連続テレビ小説「あんぱん」第59回の一場面(C)NHK
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連続テレビ小説「あんぱん」第59回の一場面(C)NHK

 今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第59回が6月19日に放送され、八木(妻夫木聡さん)が怒りを爆発させるシーンに、視聴者の注目が集まった。

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 第58回(6月18日放送)のラストシーンでは、岩男(濱尾ノリタカさん)がリン(渋谷そらじ君)に拳銃で撃たれた。馬場(板橋駿谷さん)が「ガキがあっちに逃げたぞ。捕まえろ!」と駆け出そうとすると、岩男は「待て! 違うんだ! あの子は……関係ありません」と制止した。八木は「では、なぜ逃げた?」と言い、リンの後を追った。

 第59回では、銃撃された岩男は、嵩(北村匠海さん)に「リンはようやった」と言って息絶える。その後、八木が嵩に「あの子は親の仇(かたき)を討ったんだ」と説明。八木は草むらに隠れていたリンを発見し、リンから直接話を聞いていた。

 リンの両親は1年前、日本軍のゲリラ討伐で射殺された。母親はリンをかばい、リンの体に覆いかぶさったまま死亡。母親を撃った日本兵をリンは目撃しており、それが岩男だった。リンは父の形見の銃で仇をとったと話し、「でも、ぼくの胸はちっとも晴れない」「イワオさんは、僕の優しい先生でした」と涙ぐんだ。

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 八木は嵩に「お前は……リンが憎いか? 幼なじみの仇を討ちたいか?」と問いかける。嵩が「分かりません」と答えると、八木は近くに貼られていた「占領地良民を己が同胞と心得」と書かれた紙を「こんなもの!」と破り捨てる。

 そして嵩に「戦場で生き残るには、卑怯(ひきょう)者になることだと言ったのを覚えてるか?」と尋ね、「卑怯者は、忘れることができる。だが、卑怯者でない奴は、決して忘れられない!」と声を荒らげた。八木は「お前は……どっちだ。どっちなんだ! あっ!? どっちなんだ……」と嵩の胸ぐらをつかんで壁に押し付け、やり場のない怒りを爆発させた。嵩は涙を流しながら「分かりません」とつぶやいた。

 SNSでは「すさまじかった。映画かと見紛うレベル。本当に息ができないほど苦しくて泣いた」「魂の演技」「岩男とリンの関係性が切なすぎた」「妻夫木聡さんをキャスティングしなければならなかった理由がよく分かる回でした」「渾身の演技に見入って動けなかった」といった声が上がっていた。


最新の人物相関図が公開! “復活”のヤムさん、見た目まったく変わらず? 新たに加わった名前は2人

連続テレビ小説「あんぱん」の最新の人物相関図(第16週~) (C)NHK
連続テレビ小説「あんぱん」の最新の人物相関図(第16週~) (C)NHK

 新たな人物相関図がドラマの公式サイトなどで公開された。7月14日に始まる第16週「面白がって生きえ」からの相関図で、同週の予告にも登場していた妻夫木聡さん演じる八木信之介、阿部サダヲさん演じる屋村草吉が“復活”している。

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「あんぱん」登場人物紹介

「あんぱん」とは

 「あんぱん」は、「アンパンマン」を生み出したマンガ家、絵本作家のやなせたかしさん(1919年~2013年)と、暢さん(1918年~1993年)夫婦がモデル。何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどりつくまでを描く、生きる喜びが全身から湧いてくるような「愛と勇気の物語」となる。

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