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俳優の生田斗真さんが、NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(総合、日曜午後8時ほか)で斎藤十郎兵衛を演じていることが明らかになった。十郎兵衛は、第46回「曽我祭の変」(11月30日放送)の最後に登場した「一橋治済と瓜二つの顔をもつ男」の正体。生田さんは治済との一人二役となる。
生田さんが新たに演じる斎藤十郎兵衛は、阿波蜂須賀家お抱えの能役者。長谷川平蔵宣以(中村隼人さん)も間違え、十郎兵衛を知っていた柴野栗山(嶋田久作さん)も、治済(生田斗真)に初めて拝謁した際、凝視してしまうほど(第35回)治済と瓜二つの顔をしている。定信(井上祐貴さん)らが計画する仇討ちに、蔦重(横浜流星さん)とともに、替え玉として巻き込まれていく……。
なお斎藤十郎兵衛は、“謎の絵師”東洲斎写楽の正体なのでは、と言われている人物でもある。
生田さんは「一橋治済、ではございません。斎藤十郎兵衛と申します。まさか治済と斎藤十郎兵衛が瓜二つだったという設定がここででてくるなんて、森下脚本恐るべしという感じでございます」と驚く。
また「現場も、とてもとてもざわつきました。僕の心もざわつきました」と明かし、「楽しんで演じさせてもらっています。最後ギリギリまで仕掛けがたくさん散りばめられているので、たくさんの方に楽しんでいただけるんじゃないかと思っています。最終回、治済と十郎兵衛がどうなっていくのか、お楽しみに」と語った。
「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は64作目の大河ドラマで、日本のメディア産業やポップカルチャーの礎を築いたとされる蔦屋重三郎(略して“蔦重”)の生涯を描く。脚本は一昨年、NHKで放送され、大きな話題となった「ドラマ10『大奥』」などで知られる森下佳子さんが手掛けている。最終回は12月14日に放送。