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俳優の横浜流星さん主演のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(総合、日曜午後8時ほか)。11月30日放送の第46回「曽我祭の変」では、耕書堂に戻ってきた歌麿(染谷将太さん)が蔦重(横浜さん)に語った言葉が、視聴者の関心を集めた。
「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は64作目の大河ドラマで、日本のメディア産業やポップカルチャーの礎を築いたとされる蔦屋重三郎(略して“蔦重”)の生涯を描く。脚本は一昨年、NHKで放送され、大きな話題となった「ドラマ10『大奥』」などで知られる森下佳子さんが手掛けている。
第46回では、蔦重は納得する役者絵が仕上がらず行き詰まっていた。そんな中、蔦重と歌麿、2人にしか生み出せない絵を見てみたいと訴えるてい(橋本愛さん)。この思いに突き動かされ、歌麿が再び耕書堂に戻ってくる。
歌麿は、ていが自分のところに「また出家したいって言いにきた」と明かすと、蔦重はていに「なんで?」と尋ねる。ていは「菩提を弔わなければならぬ者が多くおリます」と答えるが、歌磨はその言葉を遮るように「好きだからさ」とキッパリと言い切る。
さらに歌磨は「あんたが好きで、あんたのために仏のご加護がほしいんだってさ。役に立ちたいんだってさ」と付け加えると、「何べんもおていさんに同じことをさせんなよ」と蔦重を叱責。「世の中、好かれたくて役に立ちたくて、てめえを投げ出すやつがいんだよ。そういう尽くし方をしちまうやつがいんだよ。いい加減分かれよ、このべらぼうが!」と思いの丈をぶつけた。
SNSでは「主語は“おていさん”でも全部歌麿の気持ち」と捉えた視聴者が続出。「そういう尽くし方…歌さんもじゃん」「歌…自分のこと言ってる」「歌…自分のことを言わなくても…」「蔦重の元に戻って来た歌麿。彼が訴えたおていさんの気持ちは多分に自分も入ってますよね」「歌麿がおていさんの蔦重への愛情を言葉にして伝えるけどその言葉に自分も重なってる」「歌麿くん、おていさんのことを言いながら自分の心情を吐露してたよね……」といった声が上がった。
その後、歌磨が中心となり、役者絵は完成。歌舞伎の興行に合わせて、蔦重は絵師・東洲斎写楽の名で絵を売り出す。
写楽としての一枚目の絵が完成した際、歌麿が蔦重の肩に手を回し、“ポン”と軽く叩いたシーンも話題に。
「歌麿が言いたいこと言えた(ちゃんと好きだって言えた)のは大きな一歩だったな。吹っ切れたかな」「歌麿、吹っ切れたな。自分から蔦重の肩を叩きにいってる」「蔦重の肩を抱いたときの歌麿、吹っ切れた顔してたの良かったな。蔦重への想いは昇華されたのかな…」「自分から蔦重の肩をポンってした歌麿の笑顔、プライスレス」との感想も寄せられた。